この記事では、「羊のいらない枕」の洗い方、メンテナンスの仕方について解説しまとめています。
「羊のいらない枕」はTPE(熱可塑性エラストマー)という特殊素材を使用しているためお手入れが面倒と感じる方もいるかもしれませんが、水洗いが可能でメンテナンスが簡単です。
それでも雑な取り扱いを続けていると、本来10年持つといわれる「羊のいらない枕」でも短命で劣化するかもしれません。
「羊のいらない枕」を長く大切に使用したい方は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
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『羊のいらない枕』本体の洗い方・手入れ方法と注意点を解説!
「羊のいらない枕」の本体は、耐久性と耐水性に優れたTPE(熱可塑性エラストマー)が主材料です。
TPEは水洗いが可能で、汗や皮脂を溜め込みやすい一般的な枕と違いいつでも清潔に保てます。
ただし、TPE特有の構造や耐久性を損なわないよう守るべきルールもあるんです。
まずは本体の具体的な洗い方手順と、絶対に避けたい注意点を確認しましょう。
『羊のいらない枕』本体の正しい洗い方手順を紹介!
「羊のいらない枕」本体の洗い方は、「やさしく洗うこと」と「熱を加えないこと」の二点を守ることがポイントです。
- カバーを外す: まずは必ず枕本体からすべてのカバー(インナーカバー含む)を取り外して下さい。カバーは後述の方法で別に洗います。
- 洗剤を準備する: 浴槽や大きめのバケツに30℃〜40℃程度のぬるま湯を溜め、中性洗剤を適量溶かします。中性洗剤は衣類用のおしゃれ着用洗剤でOKです。アルカリ性の強い洗剤は素材を傷める可能性があるので避けて下さい。
- やさしく押し洗いする: 枕本体を洗剤液に沈め、手で上からそっと押して汚れを押し出すようなイメージで洗います。TPE素材の構造が崩れないように、揉んだり、強く擦ったりするのは厳禁です。
- しっかりとすすぐ: 洗剤が残らないよう、水を何度も交換しながら、押し洗いと同じ要領で泡が出なくなるまで丁寧にすすぎましょう。洗剤が残るとカビや異臭の原因になることがあります。
- 水気を切る: 脱水機は使用できませんので、洗い終わった枕を浴槽のフチなどに立てかけ、重力を使ってしばらく水を切ります。その後、清潔なタオルで本体を挟むようにして、残った水気を吸い取って下さい。
このように「羊のいらない枕」本体の洗い方は、単純な『つけ洗い』で十分なので簡単なのが良いですね。
『羊のいらない枕』本体の洗い方・お手入れの注意点!
「羊のいらない枕」本体は、TPE素材の特性から特に熱と紫外線は大敵です。
この点に注意するだけで、枕の寿命を格段に延ばすことができるでしょう。
- 乾燥機や直射日光は絶対に避けて下さい。 TPE素材は熱に弱く、高温にさらされたり強い紫外線に長時間当たったりすると、素材が硬くなったり変色したりひび割れなどの原因となって耐久性が大幅に低下してしまいます。
- 必ず風通しの良い日陰で「平干し」しましょう。 洗った後の枕は型崩れを防ぐために平らな状態を保ち、風通しの良い場所で陰干しすることが大切です。中まで完全に乾燥するまで時間をかけて下さい。生乾きのまま使用すると、カビの発生につながるため要注意です。
- 強い洗剤や溶剤は使わないで下さい。 塩素系漂白剤やアルコールなどの刺激性の強い化学溶剤は、TPE素材の変質や劣化を引き起こす可能性があります。そのため必ず「中性洗剤」だけを使用して、優しく手入れすることを心がけましょう。
『羊のいらない枕』カバーの洗い方・手入れ方法と注意点を素材別に解説!
枕本体だけでなく、肌に直接触れるカバーも清潔に保つことが大切です。
「羊のいらない枕」の純正カバーには、ポリエステル・テンセル・シルク・ナイロンなど複数の素材が採用されています。
「羊のいらない枕」のカバーを洗う時に必ず実践してほしいのが、「裏返しにして洗濯ネットに入れる」ことで、摩擦による毛玉や色褪せを防ぐことができます。
ここからは、素材ごとの特性に合わせた洗い方と注意点を見ていきます。
『羊のいらない枕』カバー(ポリエステル素材)の洗い方とお手入れの注意点!
ポリエステルは耐久性に優れており、速乾性が高いため非常に扱いやすい素材です。
標準カバーに多く使われるポリエステルとテンセルの混合素材を例に、洗い方をご説明します。
- 必ず洗濯ネットを使用し、弱水流で洗いましょう。 丈夫なポリエステルでも、デリケートなテンセル繊維を保護するため、裏返したカバーをネットに入れ、「手洗いコース」や「弱水流コース」を選んでください。
- 中性洗剤を使用し、漂白剤は避けて下さい。 テンセルは特にアルカリ性洗剤や漂白剤に弱く、繊維が傷んで白化する原因となります。必ず中性洗剤(おしゃれ着用)を使用して優しく洗ってください。
- 高温でのアイロンがけや乾燥機は避けましょう。 ポリエステルは比較的熱に強いですが、高温でアイロンをかけるとテカリが生じる可能性があります。また、混合されているテンセルは高温で縮みやすいため、乾燥機は使用せず形を整えてから日陰で吊り干しして下さい。
- 汚れ物との分別で「逆汚染」を防ぎましょう。 ポリエステルは、洗濯水に溶け出した他の衣類の汚れを再吸着しやすい性質があります。ひどく汚れたものや色落ちしやすいものとは分けて洗い、水量を多めに設定すると清潔に仕上がります。
『羊のいらない枕』カバー(シルク素材)の洗い方とお手入れの注意点!
シルク(絹)は人間の肌と同じタンパク質でできているため、非常にデリケートな素材です。
熱やアルカリに弱いため、特別なお手入れが必要となります。
- 30℃以下の水で「手洗い」するのが最も安全です。 洗濯機での強い摩擦は繊維を傷めゴワつきの原因となるため、できる限り手洗いを推奨しています。30℃以下のぬるま湯にシルク専用またはおしゃれ着用の中性洗剤を溶かして、優しく押し洗いして下さい。
- 中性洗剤を厳守して下さい。 通常の洗濯洗剤に多い弱アルカリ性洗剤は、シルクのタンパク質を破壊し、生地がゴワゴワに硬くなってしまう原因になります。必ず中性洗剤を使用し、風合いを損なわないよう柔軟剤の使用も避けるのがベターですね。
- 乾燥機や直射日光は絶対に避けて日陰で平干ししましょう。 シルクは高温でタンパク質が変性して固くなるため、乾燥機は厳禁です。さらに紫外線(日光)に当たると黄変(黄色く変色)しやすい性質があるため、必ず日陰で干すようにして下さい。また、水を含んだシルクは重さで伸びやすいため、型崩れを防ぐために平干しすることが最適です。
『羊のいらない枕』カバー(ナイロン素材)の洗い方とお手入れの注意点!
ナイロンは、さらさらとした肌触りのカバーなどに使われる丈夫な合成繊維です。
速乾性に優れていますが、ポリエステルよりも熱に弱いので洗濯と乾燥時には特に温度に気を配る必要があります。
- 必ずネットに入れ、中性洗剤を使用しましょう。 ナイロンも摩擦で毛玉ができる可能性があるので、裏返してネットに入れ中性洗剤で優しく洗うことが基本となります。
- 高温での洗濯や乾燥は厳禁です。 ナイロンは比較的熱に弱く、高温にさらされると繊維が傷んだり変形したりする可能性があります。洗濯時のお湯はぬるま湯(30℃以下)にとどめ、乾燥機の使用は絶対に避けて下さい。
- 低温でのアイロンがけと当て布を徹底しましょう。 アイロンを直接高温で当てると、テカリが生じたり、素材が溶けたりする恐れがあります。シワが気になる場合は、必ず低温に設定し、当て布を使用して短時間で済ませるように心がけましょう。
このように「羊のいらない枕」は純正カバーの素材(種類)が豊富なので、お持ちのカバーに合った洗い方ポイントをしっかり押さえておきましょう。
洗い替えや寝心地に変化をつけたいときは、追加の替えカバーを用意するのも良いでしょうね。
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『羊のいらない枕』の簡単メンテナンス頻度表:いつ、どんな手入れをすればいい?
「羊のいらない枕」を常に最高の状態で使用するために、本体とカバーのお手入れ頻度の目安をまとめました。
| メンテナンス対象 | お手入れ内容 | 推奨頻度 | 補足・ポイント |
| 枕カバー (アウター/インナー) | 通常の洗濯(中性洗剤、ネット使用) | 週に1回〜2週間に1回 | 季節や汗の量に応じて頻度を増やしましょう。裏返し洗濯を徹底して下さい。 |
| 枕本体 (TPE素材) | 丸洗い(中性洗剤で押し洗い) | 3ヶ月に1回〜半年に1回 | 汚れが気になったときや季節の変わり目などに実施すると衛生的です。 |
| 枕本体 (TPE素材) | 陰干し・風通し | 1ヶ月に1回程度 | 洗わなくても、定期的に風通しの良い日陰で湿気を逃がしてあげると快適性が保てます。 |
| 部分的な汚れ | 濡れタオルで拭き取り | 汚れに気づいた時 | 飲みこぼしなど、小さな汚れはすぐに薄めた中性洗剤で拭き取りましょう。 |
※この頻度は目安であり、最終的にはご自身の製品に付属している洗濯表示や取扱説明書を必ず確認してください
『羊のいらない枕』の洗い方・手入れ方法まとめ:正しいメンテナンスで長く快適に使用しましょう!
この記事では
- 「羊のいらない枕」本体は水洗いと陰干しで長く快適に使える
- 「羊のいらない枕」カバーは素材に合わせた洗い方で長持ちする
といった内容でお届けしました。
「羊のいらない枕」は本体がTPE、カバーがデリケートな天然繊維や合成繊維でできているため、素材の特性を理解した上で洗うことが長く愛用する秘訣となります。
最後に、本体とカバーのお手入れにおける最重要ポイントを改めてまとめておきましょう。
- 本体(TPE)の最重要ポイント:最大の敵は「熱」と「紫外線」です。必ず中性洗剤で押し洗いし、乾燥機や直射日光を避け、風通しの良い日陰で完全に平干しして下さい。
- カバーの最重要ポイント:摩擦と強い洗剤に注意が必要です。毛羽立ちや色褪せを防ぐために、裏返しにして洗濯ネットに入れることを徹底し、デリケートな素材は特に中性洗剤を使用しましょう。乾燥機は素材が傷んだり縮んだりする原因となるため避けてください。
正しいメンテナンスを行うことで、枕を常に清潔な状態に保ち、「羊のいらない枕」が作り出す快適な眠りを長く楽しむことができるでしょう。
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